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財務ハイライト

2024年3月期 業績概要

単位:百万円
  2024年3月期 前年同期比
売上高194,457▲18.9%
営業利益8,429▲30.1%
経常利益7,595▲31.8%
当期純利益5,367▲30.3%

当連結会計年度のわが国経済は、経済活動の正常化を背景に、個人消費の持ち直しと雇用情勢の改善により、緩やかな回復基調が続きました。一方、ウクライナ情勢の長期化及び中東情勢の深刻化による地政学リスクの高まりや、世界的な金融引き締めの影響による景気減速など、世界経済の先行きは不透明な状況で推移しました。

エレクトロニクス業界におきましては、自動車の電装化の需要は拡大傾向で推移したものの、中国の景気回復の遅れや、スマートフォンの需要縮小の影響等により、電子部品の生産は低調に推移しました。

このような状況の中、当社グループは、自動車向け各種関連部材に注力した販売活動に努めましたが、ディスプレイ向け各種関連部材等の販売低迷の影響を受け、当連結会計年度の売上高は、前期比18.9%減の1,944億57百万円となりました。

営業利益は、売上高の減少に伴う売上総利益の減少に加え、特定顧客の民事再生手続きによる棚卸資産の評価損(売上原価)及び債権に対する貸倒損失(販売費及び一般管理費)を計上したことから、前期比30.1%減の84億29百万円となりました。

経常利益は、営業利益が減少したことから、前期比31.8%減の75億95百万円となりました。

親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益が減少したことから、前期比30.3%減の53億67百万円となりました。



2024年3月期 セグメント別の業績概要

単位:百万円
日本 中国 その他
アジア
欧米
売上高106,62840,37929,37318,075
営業利益2,7292,3791,580804

<日本>

売上高は、ディスプレイ向け各種関連部材の販売が減少したことから、前期比20.0%減の1,066億28百万円となりました。営業利益は、前期比44.3%減の27億29百万円となりました。

         

<中国>

売上高は、ゲーム機向け各種関連部材の販売が減少したことから、前期比25.3%減の403億79百万円となりました。営業利益は、前期比38.5%減の23億79百万円となりました。


<その他アジア>

売上高は、電子部品向け各種関連部材の販売が減少したことから、前期比15.3%減の293億73百万円となりました。営業利益は、前期比3.0%減の15億80百万円となりました。


<欧米>

売上高は、自動車向け各種関連部材の販売が増加したことから、前期比2.2%増の180億75百万円となりました。営業利益は、前期比43.9%増の8億4百万円となりました。

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